ドローン撮影による動画制作の効果や撮影のポイント

ドローンによる空撮は、動画制作の常識を変える、衝撃的なコンテンツの実現を可能にします。

「空からの視点」という斬新な見方に加えて、「低空・狭所での空撮」をこなすドローンは、被写体をよりダイナミックかつ具体的に表現。動画広告において最も重要な「インパクト効果」を容易に獲得できます。

更に、従来では到底考えられない低コストでの撮影を可能にするため、ドローン空撮の導入は「これから動画制作をしよう!」とお考えの企業様にとって大きなチャンス。

今回は、そんなドローンによる空撮をテーマに、現状やメリット・特徴など、動画制作に必要なポイントなどをお伝えしようと思います。

ドローン市場の現状

ドローン市場は拡大の一途を辿っており、ドローンを活用したビジネスはWeb広告を含め、各方面へ広がりを見せています。

株式会社インプレスのシンクタンク部門であるインプレス総合研究所のドローン産業調査レポート「ドローンビジネス調査報告書2017」によると、2016年度のドローン関連産業の市場規模はおよそ353億円。

2015年度は約175億円を記録しているため、前年度比102%もの市場成長を果たしている業界です。

引用:国内のドローンビジネス市場規模の予測 インプレス総合研究所作成

同社の予測によると、ドローン市場は今後も更に拡大していき、特にサービス分野を中心に市場は順調に拡大し、2022年にはなんと2116億円もの市場規模の成長するものと考えられています。

動画制作にドローン空撮を取り入れるメリット

動画制作に空撮を取り入れるメリットは多岐にわたります。ここでは代表的なものをピックアップしてご紹介しますので、順番に確認しましょう。

ドローン空撮のメリット

  • 動画のインパクトを向上
  • 画質が非常に良い
  • 空撮コストが安い
  • 機体価格が非常に安い
  • 低空・狭所でも運用可能

動画のインパクトを向上

動画制作において撮影視点は非常に重要です。

同じ被写体でも撮り方次第で閲覧者に様々な印象効果を与えるため、動画制作のプロは常に「狙った印象効果」を引き出すために、様々な角度からの撮影を検討します。

更にドローン空撮は、「空中からの視点」という非常にダイナミックな表現を可能する撮影方法です。

仮にありふれた被写体であっても、空撮ならではの立体感ある撮影方法であれば、斬新かつ新鮮な映像へと変貌。閲覧者の注意を引く、魅力的な動画制作を実現します。

画質が非常に良い

意外と感じる方も多いのですが、ドローンの撮影はとても高画質です。

小型無人機なので、どうしても搭載カメラに制約はかかりますが、最近はカメラ自体が高性能化・高画質化。小型機であっても軽く1,000画素を超える、キレイな画像表現が可能です。

また、ドローンは操縦者とカメラマンの分業も可能です。操縦のプロと撮影のプロが得意分野で協働することで、見るものの目を引く強烈な動画に仕上がります。

低空・狭所でも運用可能

ドローンは小型かつ無人であるため、低空・狭所でも運用可能です。

また、優れたジンバル(※)を搭載しているので安定性も高く、従来の空撮では難しいとされてきた、以下のような撮影方法も可能です。

※1つの軸を中心として物体を回転させる回転台の一種/ウィキペディアより

ドローンで考えられる具体的な撮影ポイント

  • 移動する被写体に接近して撮影:走っている人物の接写など
  • 自然や建物の間を縫った空撮が可能:木々の隙間やビルの間など
  • 危険な場所も撮影可能:事故や災害のリスクがある急斜面や崖など

空撮コストが安い

ドローンを利用した撮影サービスは、従来の空撮ではとても考えられないほど低コストです。

従来の空撮は主にヘリコプターを使用して行われていましたが、ヘリコプターの場合は、燃料代の他にパイロットや補助者の人件費がかかる上に、揺れが激しいためヘリ空撮になれたカメラマンが必要です。

それに比べて、ドローンにおいて必要なコストはバッテリーのみ。カメラマンや操縦者を採用するにしても、ヘリコプターほどの撮影コストはまず必要ありません。

機体価格が非常に安い

ドローンは言うまでもなく、非常に安価で購入できます。

機体性能にもよりますが、安価なものは3万円未満で入手可能。プロ仕様のものでも数十万円程度が主流です。

調達費の安さはサービス料に反映されるため、動画制作会社に頼んだ時のコストも安く済みます。また、操縦はヘリコプターのように複雑ではないため、自社スタッフで撮影したものを持ち込んでしまうのも1つの手です。

参考:DJI社プロ向けドローン「Inspire 2」

ドローン撮影時のポイント

ドローンによる空撮時に注意したい撮影ポイントをご紹介しようと思います。

自社撮影を行うにせよ、動画制作会社に依頼するにせよ、ドローンによる空撮のポイントは把握しておきたい情報です。

ただの静止画にしない

ドローンを使っただけの空撮にありがちなミスです。

ドローン撮影を取り入れた動画も増加傾向にあるため、ただ空中から撮影するだけの「静止画」では十分なインパクト効果が期待できません。

動画の性格にもよりますが、「何らかの動き」を取り入れるアイデアが必要です。

機動力を生かす

ドローンは非常に小回りが利くため、上下左右360℃に渡る立体的な動きが可能です。

そのため、企業イメージにアクティブな要素を取り入れたい場合などで、非常に役立つ撮影方法です。

ドローンの機動力を生かした撮影モデル事例

  • スポーツクラブ
    スポーツクラブのテニスコート。上下左右あらゆる角度から、プレイヤーやゲームの様子を立体的に撮影する。
  • 不動産会社
    魅力的な物件を様々な角度から撮影。昼と夜の表情を空中から街並みごと撮影することで、スケールの大きさを表現。
  • 機械製造業
    工場内を緩やかに移動しながら撮影。接写画像を組み合わせることで、それぞれのパーツが製品へと組みあがる様子をダイナミックにアピール。

航空法には要注意

自社で撮影する場合は、特に注意したいポイントです。

(一部を除く)ドローンは航空法により制限対象となっており、撮影禁止・制限がかかるエリアが存在します。法令違反は自社をPRするどころか、深刻なイメージの低下に繋がりかねません。

そのため、撮影時には航空法に留意して、安全・適法な撮影を心がけましょう。不安な場合はドローン空撮および航空法に詳しい動画制作会社に相談することをオススメします。

注意:ドローンは空撮は登場して間もない撮影方法であるため、運用ルールは頻繁に改正される可能性があります。

まとめ

ドローンによる空撮は非常に強烈なインパクト効果が期待できるため、動画制作の際に是非とも取り入れたい手法です。

また、ドローンの小型かつ無人という性質は、従来のヘリ空撮などを凌駕する多彩な表現を可能に。カメラマンのスキルとアイデア次第で、低コストかつハイクオリティな動画制作の実現します。

実際に導入するか否かは制作する動画の性格にもよりますが、選択肢に入れておいて損のない手法であることは、疑いようがありません。